WIPO:2023年全世界知財申告統計データ
WIPOが発表した2023年全世界知的財産権申告統計データによると、2023年の全世界のPCT国際出願総件数は27.26万件で、前年同期比で1.8%減少しました。
国別では、中国のPCT国際出願件数が69,610件で、前年比0.6%減の1位、米国が2位、日本、韓国、ドイツが3位、4位、5位でした。
企業別では、ファーウェイのPCT国際出願件数が1位(6,494件)で、サムスン電子が2位(3,924件)、米国のクアルコム(3,410件)、日本の三菱電機(2,152件)、中国の京東方科技(1,988件)がそれぞれ、3位、4位、5位でした。
公布されたPCT国際出願において、コンピュータ技術が10.2%と最も多く、次いでデジタル通信(9.4%)、電気機械(7.9%)、医療技術(6.7%)、製薬(4.7%)となっています。
この5つの分野のPCT国際出願件数が2023年に発表されたPCT国際出願総件数の約5分の2を占めています。
最高人民法院:2023年業務報告
2023年の中国全国の裁判所が新たに受け取った一審、二審、再審などの各種知的財産権事件は54万件余りにのぼり、2022年より3.41%上昇しました。
懲罰的賠償が適用された事件は319件で、前年同期比117%増、賠償金額は11.6億元で、前年同期比3.5倍増でした。