中国最高人民法院知的財産法廷（2021年）

3年間の試験運用: 2019年ｰ2021年
合計:160名程度(裁判官:42名)
2021年新たな受理4335件(渉外事件382件)､結審3460件
裁判官一人当たりの結審件数83.5件
平均審理期間:134日
-民事二審実体事件の平均審理期間:129.4日
-行政二審事件の平均審理期間:143.6日

中国最高人民検察院による知財関連データ（2021年）

中国全国の検察院
1) 知的財産権侵害犯罪の処罰レベルの強化を継続、1.4万人を起訴し、起訴人数は前年同期比15.4%増。
2) 指導的事例を発表。
3) 営業秘密侵害犯罪121人を起訴し、起訴人数は2020年の2.4倍。
4) 中国著作権局などと共同で60件の重大な権利侵害海賊版事件を処理。
5) 知的財産権民事行政訴訟監督事件544件を処理、この数字は2020年の4.1倍。

不正競争防止法の司法解釈を公布（2022年3月20日）

中国最高人民法院は、「最高人民法院の『中華人民共和国反不正競争法』の適用に関する若干問題についての解釈」を公布し、2022年3月20日より施行しました。

この司法解釈は、全部で29条で、改正後の反不正競争法に基づいて、反不正競争法第2条、模倣混同、虚偽宣伝、インターネット不正競争行為などの問題を重点的に細分化して規定しています。

中国行政部門が取り調べた独占事件（2021年）

2021年、中国市場監督管理総局が取り調べた独占事件は176件で、罰没金額は235.86億元でした。

中国著作権登録件数（2021年）

2021年中国著作権登録件数6,264,378件、前年比24.30%増。
2021年中国作品著作権登録件数3,983,943件、前年比20.13%増。
2021年中国コンピューターソフトウェア著作権登録件数2,280,063件、前年比32.34%増。

コネクテッドカーのネットワーク安全、データ安全標準システムの構築指南

中国工業・情報化部は、「コネクテッドカーのネットワーク安全とデータ安全標準システムの構築指南」を公布しました。

2023年末までに、コネクテッドカーのネットワーク安全とデータ安全の標準システムを初歩的に構築するとし、基礎共通性、端末と施設のネットワーク安全、インターネット通信安全、データ安全、応用サービス安全、安全保障とサポートなどの基準を重点的に研究し、50項目以上の急がれる基準を研究制定します。

2025年までに、大よそ完備されたコネクテッドカーのネットワーク安全とデータ安全の標準システムを形成し、100項目以上の標準の研究制定を完成させ、標準の細分化された分野に対する網羅性を高め、標準サービス能力を強化し、標準応用レベルを高め、コネクテッドカー産業の安全で健全な発展をサポートします。