今年の中国における春節(旧正月)休暇は1月28日から2月4日までで、1月28日が大晦日となります。
中国では新暦のお正月は1月1日の1日しか通常は休みがありません。
その代わり旧暦のお正月である春節は休みが長く盛大にお祝いします。
ここで中国での春節の風習についてご紹介します。
大掃除
日本と同様に中国でもお正月前は大掃除をします。大掃除はすべての不祥、不運を一掃するとされています。
春聯や福の字などを家の入口に貼る
春聯とは、赤い紙にさまざまな縁起の良い対句を書いたもので、春聯や福の字を家の入口に貼って、新しい年が福を呼び寄せすばらしいものになるように願います。
家族と過ごす年夜飯(大みそかの晩餐)
中国人にとって大晦日はとても重要な日で、どんなに忙しくてもこの日は家に帰り家族と一緒に夕食を食べ団らんすることが期待されます。
中国の伝統的な習慣では、この大晦日の夕食(中国では年夜飯といいます)は非常にこだわり、縁起のよいものや珍しい料理を食べます。
北方地域では水餃子や長麺などが主流で、南方地域は一匹丸ごとの川魚や団子を食べます。
北京地域の伝統的な大晦日の夕食では、四平八穏と言われる少なくとも4つの冷たい料理、8つの温かい料理の12の料理を準備して、新しい12か月が平和で安定するよう願いを込めて食事をします。
红包(ご祝儀)
中国でも日本と同様に、お正月には子供たちなどに红包(ホンバオ)と呼ばれるお年玉をあげます。赤いご祝儀袋にお金を入れるため、红包と呼ばれています。红包はご祝儀という意味になるので、結婚式などの祝いごとのご祝儀のことも红包といいます。
廟会(縁日)
主に北京の公園や名所などで旧正月期間に開催される伝統的なお祭り行事です。
たくさんの赤い提灯が飾られて、催し物が行われたり出店が出たりします。